いよいよ完成した新ジャイアンツ寮。最新鋭の機器を備えたトレーニング棟が併設され、ジャイアンツ球場と屋内練習場&クラブハウスに隣接という、「野球漬け」になるにはもってこいの新寮の全貌とは!? 文=杉浦多夢 写真=BBM 本物の「データ活用」
ジャイアンツファンの方ならお耳に入っていると思うが、ジャイアンツ寮の装いが新たになった。というわけで、さっそく稼働したばかりの新寮へと潜入……と言っても、昨年末に行われた「新『
読売ジャイアンツ寮』お披露目の会」に参加してきただけなのだが、本当にすごい施設であったことに変わりはないのでご容赦ください。
新寮の目玉は、何と言っても寮棟に併設された3階建てのトレーニング棟「G-BASE」だろう。2階には有酸素運動や初動負荷トレーニングのマシン、1階はパワー系のマシンが主体、両階にトレーニングルームが設置されており、1階にはリハビリなどに効果的な流水プールまで備えられている。
トレーニングルームは1階と2階に設置
そして3階の動作解析室、通称「ラボ」だ。室内ブルペンのような空間には総額で約1億5000万円という最新鋭機器がずらりと設置され、金堀哲也アナリストは「世界で一番いいものをそろえることができた」と胸を張る。
選手の動きをとらえるハイスピードカメラやモーションキャプチャーカメラは計18台。例えば投手であれば、軸足と踏み込む足が地面に与える力を測定するフォースプレートの数値とともに、投球動作をすぐに動作解析。同時にトラックマンが投球の軌道を分析して回転量や変化量を瞬時に弾き出し、その結果がモニターに映し出される。指先の動きまでを含め、どんなフォームで投じたボールが、どんな軌道を描くのかを、その場ですり合わせながら確認することができるのだ。
もちろん最重要となるのは・・・
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