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春季キャンプガイド 2024

【12球団キャンプガイド】ヤクルト・新風がチームにどのような効果を生み出すのか

 

プロ野球ファンにとっては待ちに待った球春到来。間もなく12球団の春季キャンプが始まる。長いシーズンを勝ち抜くためにも勝負の1カ月だ。ここでは各球団のキャンプ地を紹介するとともに、テーマや見どころを紹介していこう。

先発ローテーション、勝利の方程式入りへ――。ブルペンが熱を帯びる


ココがポイント!
【1】新戦力組が競争をさらに熱く!
【2】火花を散らす先発ローテ争い
【3】左翼の定位置をつかむのは!?

 リーグ連覇から5位に転落し、挑戦者として迎える今季。オフの積極補強からも、V奪回への並々ならぬ思いが伝わる。新助っ人はじめ移籍組は全選手が一軍キャンプメンバー入り。新風がチームにどのような効果を生み出すのか。

 昨季、12球団最下位の防御率を記録した投手陣は、先発ローテーション争いに注目。小川泰弘サイスニードに続く残り4枠を、高橋奎二奥川恭伸の左右のエース候補、新人唯一の一軍スタートを決めた松本健吾らがつかみにいく。野手陣はレギュラーの固定化が続くだけに、その座を脅かす存在が出てきてほしいところ。そんな中、激戦必至なのが左翼。大ベテラン・青木宣親を筆頭に、山崎晃大朗、若手では濱田太貴並木秀尊らが争い、そこに盗塁王4度の実績を誇る西川遥輝が参戦する。

 チーム内競争による底上げは、指揮官も大歓迎。目の色を変えてポジションを、そしてペナントを奪う1年がスタートする。

【S担選定! 要注目プレーヤー】奥川恭伸


奥川恭伸 #18 投手


 右肘痛からの完全復活を目指す右腕が2年ぶりの一軍キャンプスタート。ブルペン入り、実戦登板、対外試合。その全投球に注目が集まる。先発ローテーション争いについては「まずは自分のことに集中して、やるべきことをやる。そこだけです」。ひたすら自分自身と向き合うキャンプとなる。

キャンプ地・スケジュール


キャンプ地
一軍・ANA BALL PARK 浦添(沖縄・浦添市)
二軍・西都原運動公園野球場(宮崎・西都市)

キャンプスケジュール

注※スケジュールはすべて1月21日時点[予定は変更になる場合あり]。「主なキャンプスケジュール」の練試=練習試合、OP戦=オープン戦、球春BG=2024球春宮崎ベースボールゲームズ

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