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春季キャンプガイド 2024

【12球団キャンプガイド】ロッテ・互いに切磋琢磨し、実戦経験を積みながらの全体的な底上げを目指す

 

プロ野球ファンにとっては待ちに待った球春到来。間もなく12球団の春季キャンプが始まる。長いシーズンを勝ち抜くためにも勝負の1カ月だ。ここでは各球団のキャンプ地を紹介するとともに、テーマや見どころを紹介していこう。

例えば安田尚憲[手前]は三塁、一塁、または控え。どの起用も可能性が


ココがポイント!
【1】最初は全員一斉のスタート
【2】本島で実戦か、石垣で練習に集中か
【3】各ポジションの競争が激化

 一軍、二軍の区別はなく、石垣島でチーム全員が一斉にキャンプイン。その後は2月11日に沖縄本島へ移動する「糸満組」と、そのまま残留する「石垣組」に分かれる。「糸満組」は他球団との練習試合を10試合予定。そのうち5試合は他球団のホームで開催され、登板予定のない投手などは糸満に居残っての自主調整となる。練習試合がなく糸満でチーム練習を行う日も2日ある。「糸満組」は2月26日に宮崎に移動して「2024球春みやざきベースボールゲームズ」に参加する。一方の「石垣組」は練習試合に出場しない育成中やリハビリ中の選手が中心。

 チーム内の主力の多くは「糸満組」に含まれることが予想されるが、休日がズレているので両方を見学するのも楽しい。今年は先発ローテ枠争い、正捕手争い、内野の定位置争い、外野のレギュラー争い、さらには一軍登録枠争いなどチーム内の競争が激化。互いに切磋琢磨し、実戦経験を積みながらの全体的な底上げを目指す。

【M担選定! 要注目プレーヤー】藤岡裕大


藤岡裕大 #7 内野手


 昨年までの正遊撃手だが二塁転向が濃厚。それにより、三塁は「中村奨吾対安田尚憲」、一塁は「ソト山口航輝対安田」、遊撃は「友杉篤輝茶谷健太」など、各ポジションに競争が勃発する見込み。同時多発するバチバチの火花(?)は「二塁・藤岡」が原因だ。

キャンプ地・スケジュール


キャンプ地
石垣組・石垣市中央運動公園野球場(沖縄・石垣市)
糸満組・糸満市西崎総合運動公園(沖縄・糸満市)

キャンプスケジュール

注※スケジュールはすべて1月21日時点[予定は変更になる場合あり]。「主なキャンプスケジュール」の練試=練習試合、OP戦=オープン戦、球春BG=2024球春宮崎ベースボールゲームズ

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