昨年は夏までパ・リーグの首位争いに参加し、最終的には2位に終わったロッテ。吉井理人監督就任2年目の今季の目標は優勝しかなく、チーム内での競争も激化。12球団で最も南(西)で行われている沖縄・石垣島の春季キャンプの様子をリポートする。 写真=高塩隆 【POINT 1】内野陣をシャッフル
17年目の石垣島キャンプ。気温26度の南国で選手たちが汗を流した。心機一転、今年から導入のファームユニフォームを一、二軍にかかわらず全選手、スタッフが着用。吉井理人監督が「一軍のピンストライプに重みを出したい。一軍に入らないと着られない」と思いを込め、全員が同じラインからスタートを切った。
新たなポジションに挑む選手たちの姿が目立った。
指揮官が就任2年目の今年は内野手シャッフル構想を掲げ、遊撃手だった
藤岡裕大が二塁、二塁手だった
中村奨吾が三塁に転向。三塁手の安田尚憲は一塁にも挑戦する。一塁が主戦場である
DeNAから移籍のネフタリ・ソトと守備位置を争う安田は、キャンプ中の早出では一塁の特守に取り組み、投内連係では一、三塁の両方をせわしなく動き回った。
「両方やっていく中で景色が違うので、最初は慣れるしかない。いつも以上に一塁の量も増えているし・・・
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