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オープン戦リポート2024 パ・リーグ編

<オープン戦リポート2024>ロッテ・「先発三本柱」は順調、野手の競争は激化

 

昨年のパ・リーグ2位・ロッテが本拠地ZOZOマリンに戻ってきたのが3月8日。そこからソフトバンクを迎えてのオープン戦3連戦が開催された。吉井理人監督は3月29日からの日本ハムとの開幕3連戦の先発投手を小島和哉種市篤暉佐々木朗希の順番で起用すると公言。金曜日からの3連戦は開幕カードのちょうど3週間前となり、開幕に照準を合わせた鴎戦士たちの様子が見られた。
写真=高塩隆、川口洋邦

小島が昨年に続き開幕投手として内定しているのは、昨年の実績を考えれば順当だ


ピンチを奪三振で脱する


 8日の試合に先発した小島は気温6度の寒さでの登板となり、4回を3失点。初回にソフトバンクの四番・山川穂高に痛烈な一発を浴びたが、「この寒さでもスピードが出ていて良かった」と手応えをつかんだ。吉井監督も「立ち上がりから球が強いと思って見ていた。この寒さの中であれだけ強く投げられるなら、調子は悪くないと思う」と、開幕投手への高評価は変わらなかった。

 翌9日は本来なら種市を先発させたかったところだろうが、7日の侍ジャパン対欧州代表の強化試合(京セラドーム)に登板し、完全試合リレーの最後の2イニングを締めたためにこの日はベテラン・美馬学が先発。3回1失点と存在感を示したが、続く二番手の中森俊介は3回4失点と荒れた。それでも吉井監督は「2人とも、もちろん先発の候補です」と合格点を与えている。

 10日は・・・

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