前回に引き続き、5月2日発売予定の書籍『秋山翔吾のバッティングバイブル』から一部を抜粋。これまで日米通算で1600本以上のヒットを積み重ね、球界トップクラスの安打製造機として知られている広島・秋山翔吾選手。その技術の一端を特別公開する。 広島・秋山翔吾
「引く→行く」のリズムで動き自然と「割れ」が作られていく
テークバックを取って打ちに行くとき、一般的には上半身と下半身が逆方向にしっかり捻れている「割れ」の状態を作ることが大事だとよく言われます。ただ、僕は意識していません。そもそも「割れ」は自分から作ろうとするものではなく、自然と作られるものだからです。
僕は基本的な考え方として、バッティングというのは全身を使って「引く→行く」という動作をするものだと思っています。「引く」では、左足に体重を乗せながら左手も一緒に引いていく。「行く」では、右足を前に出して体重を乗せながら右手も一緒に出していく。体重移動としてはこの方法が最もロスが少ないでしょう。そして「割れ」というのは、踏み込んだ右足を着いたときに上の動きが自然と遅れてまだ後ろに引かれた状態になっているので・・・
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