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【第45回日米大学野球選手権大会】出場メンバー決定 6年ぶり日本開催!

 

6月21日より平塚で行われた3日間の選考合宿に参加した50人の候補から、大学日本代表26人が決定。6年ぶりの日本開催となる今大会は7月8日から北海道、新潟、東京で計5試合を開催。日の丸の威信をかけて、精鋭メンバーがアメリカ代表に挑む。

選考合宿最終日、堀井監督が代表26人を発表した。今回の選考は例年になく難航。特に投手陣のレベルが高く大いに悩んだという


「第45回日米大学野球選手権大会」に出場する侍ジャパン大学代表26人が決定した。今大会は2019年以来の日本開催となり、7月8日〜13日の日程で北海道、新潟、東京で計5試合が行われる。

 昨年12月、愛媛県・松山市で開催された代表候補強化合宿からスタート。今春のリーグ戦を通じて6月5日、全国27連盟から挙がった第一次候補から最終選考合宿に参加する43人に絞り込まれた。大学日本代表スタッフによる、全日本大学選手権での視察を経て、準決勝後に9人が追加招集(2人がコンディション不良により辞退)。計50人が6月21日から3日間、神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで行われた代表選考合宿に参加した。

 選考合宿では3日間で5試合(計28イニング)の紅白戦を実施。それぞれが持ち味を存分にアピールした。3日目の合宿終了後、代表メンバー26人が堀井哲也監督から発表された。

 活発な議論が交わされ決定した最終メンバーだが、堀井監督は「非常に悩んだ。苦渋の決断だった」と胸の内を語った。

 投手陣選考過程において重要視したのは「大前提としてストライクが取れる選手で、その上で“タテの変化”を持っていること」(堀井監督)。また、2巡目、3巡目にアジャストしてくるアメリカ打線に対応するために、タイプの違う投手をそろえた。打者においては「速いボールに対応できる打力を持っていて、かつ“足のスペシャリスト”など、一芸に秀でた選手も重要視した」(堀井監督)という。

主将は昨年の経験生かす


 2年連続で代表に選出されたのが伊藤樹(早大)、小島大河(明大)、繁永晟(中大)、勝田成(近大)、立石正広(創価大)、松下歩叶(法大)だ。また主将に松下、副将には繁永が指名された。松下は「自チームでもキャプテンをやっているような中心選手が多いので、自分が引っ張るというより去年の経験値とか、感じたことを伝えていけたらなと思います」と抱負を述べた。

 堀井監督が「例年イメージしてみてもコンディションや直前の状態で変わるので……」としながらも、投打の軸として名前を挙げたのが投手は伊藤、中西聖輝(青学大)、打者は立石だ。今秋のドラフトにおいても「目玉」と言われる立石は「勝つことはもちろん大事ですが、個人としては、去年は調子を崩して最後まで出られなかったので、結果どうこうというよりまずは出続けられれば。日本代表とあまり意識し過ぎず、気楽に考えたらいい成績を残せるんじゃないかと思います」と今大会への意気込みを語った。立石の母・郁代さん(旧姓・苗村)は1992年のバルセロナ五輪バレーボール女子日本代表。親子二代で日の丸を背負って戦う。

 また、唯一2年生での選出となったのが国学院大・緒方漣だ。堀井監督も「まずは守備の安定感から候補に入ったが、見ているうちに攻撃力も持ち合わせているなと」と大きな期待を寄せている。

 代表メンバーは6月30日に集合し、平塚で直前合宿を行い、7月2日に三菱重工East、同3日にDeNA二軍、4日には神宮でヤクルト二軍とのオープン戦を経て同8日、エスコンフィールドでの第1戦に臨む。

【第45回日米大学野球選手権大会】
7月8日(火) 18:00
エスコンフィールドHOKKAIDO
7月9日(水) 18:00
エスコンフィールドHOKKAIDO
7月11日(金) 17:00
HARD OFF ECO スタジアム新潟
7月12日(土) 12:00
HARD OFF ECO スタジアム新潟
7月13日(日) 17:00
明治神宮野球場

【侍ジャパン大学代表メンバー】
[1]所属 [2]生年月日 [3]出身校(経歴) [4]身長・体重 [5]投打

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