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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「森祇晶はなぜ教えないのか? “教育によって人間の能力は開発される”を阿部慎之助監督は銘じるべき」

 

巨人を率いる阿部監督


1位になっても意味がない


 阪神の優勝マジックが9月1日現在で7に縮まった。

 大差をつけて優勝しようがクライマックスシリーズ(CS)がある以上、阪神は勝ったとは言えない。昨年のDeNAのように3位から日本一になる事態が起こり得る。シーズン143試合を戦って1位になっても意味がない。こんな制度を認めているコミッショナー、オーナーは何も分かっていない。CSは間違っていると批判しない評論家も評論家だ。

 今の野球は野球ではない。試合中に相手チームの選手に帽子を取ってあいさつをするバカがどこにいるか。勝負とは何かを教えてやらなければいけない。基本的にファンは勝てば喜ぶ。内容は関係ない。しかし、ファンにもピンからキリまでいる。いい加減なプレーなどしたら許さないというファンがいることを、今の選手は自覚すべきだ。

四番の威厳も何もない


 巨人はシーズン終盤のこの期に及んでオーダーが定まっていない。8月30日の阪神戦(甲子園)では捕手の岸田行倫を四番に据えた。

 ずっと四番を打ってきた岡本和真は三番に入った。三番に置けば初回に必ず打順が・・・

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