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<週刊ベースボール4000号カウントダウン特別企画>THE 対決 球史を彩った投打のライバル

 

投手が打者にボールを投げ込むことによってすべてが始まる野球というスポーツにおいて、一流打者と一流投手の力の対決は最も基本でありながらも見る者の心を、最も熱く動かすものだ。プロ野球史に残る代表的な「投打の対決」をピックアップした。
写真=BBM

長嶋茂雄(巨人)×村山実(阪神)
伝統のGT戦、「燃える男」が燃えた相手



 長嶋よりも1年遅くプロ入りした村山のルーキーイヤーの1959年6月25日、後楽園での天覧試合でサヨナラ本塁打(この時点で17打席目の3本塁打目)を打たれた村山は終生、長嶋を強烈にライバル視した。2人の対決が、伝統の巨人阪神戦の名物ともなった。

◇通算 302打数85安打(打率.281)21本塁打 39三振
◇初対戦 1959年4月19日(甲子園)2回 空三振
◇最終対戦 1972年10月7日(甲子園)3回 一飛

王貞治(巨人)×江夏豊(阪神、広島)
世界の王を空回りさせた左腕


 阪神に入団した江夏は村山に「俺は長嶋、お前は王」と、ライバルとする打者の「担当」を指示されたという。1968年9月17日(甲子園)、シーズン奪三振のタイ記録を王から奪い、その次の新記録も・・・

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