日本ハム所属時代はなかなか出番を得られないでいましたが、2017年に巨人移籍後、一軍での出場機会をつかみ、パ・リーグ出身選手らしい思い切りの良い豪快なフルスイングでファンを沸かせ、そのパワフルな打撃から「ダイナマイト・シンゴ」と親しまれています。 【ポイント】ステップ幅
バッティングで重要なポイントの1つにタイミングがあります。そのタイミングの取り方は人それぞれ。この過程で、軸をどうしっかりと作るかが大切になってくるのですが、石川選手の場合、始動時に軸足(右足)が外側(キャッチャー方向)に逃げているように見えるものの(写真1)、だんだんと内側に力を入れていき、軸足股関節にグッと乗せることができている(軸が出来上がる)ので良いと思います。これらは決してムダな動きではなく、こうすることで石川選手はタイミングをとっているのでしょう。迎えた写真3の形は、左足を高く上げて一本足で立っているものの、下半身がどっしりしていて安定感がありますね。バットのヘッドをピッチャー寄りに倒しているのは1つのテクニックで、これで大きく足を上げた下とのバランスを保っているのです。自然とそうなったのか、考え抜いた末の形なのかは分かりませんが、ここまでの動きは非常に良いと思います。
ただ・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン