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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】西武・外崎修汰「ポイントを後ろ側に置き、呼び込んで絞って打つタイプ。緩い変化球などの場合には、別のアプローチも考えたい」

 

入団3年目に規定打席に到達し、侍ジャパンに選出されるなど(その後、稲葉篤紀監督率いる日本代表では常連になっています)、ブレークを果たしてから、昨季はチームのリーグVに貢献するなどこの3年で攻守においてライオンズになくてはならない存在となりました。177センチの身長は、この世界では決して大きいグループには入りませんが、筋肉質な体もあり、パンチ力に秀でています。スイングも思い切りがいいですね。



【ポイント】軸の傾き


 写真1の構えから、グリップをヒッチさせるのを合図に左足を上げ始め、グリップを軽く円運動させて肩のラインとほぼ同じ高さのトップの位置へと戻していきます。左足が着地する直前の写真5の段階ですでにトップの形が作れており(良いことです)、体が前にステップしているために少し両腕が伸びてはいるものの、写真1と同じ位置、高さであることが分かると思います。これは多くの選手とは異なり、やや低め。一般的には、トップの位置をもう少し高く(耳の高さよりもやや上)設定して振り下ろす意識を持つものですが、外崎選手にとってはこの位置が最も力が入りやすい(出しやすい)ポイントなのでしょう。

 一連のスイングを見ても明らかですが・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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