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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】西武・栗山巧(前編)「バットの出し方やコンタクトのテクニックはさすが。ステイバックしているのに、前で打ちに行く点は気になるポイント」

 

今季途中に36歳を迎えたベテランですが、3年ぶりに規定打席に到達し、こちらも3年ぶりに3ケタ103安打を放つなど、リーグ連覇の力となりました。通算では1825安打で、2000安打まで残り175安打。現実的に考えると、来季数字を伸ばし、大台突破は21年となるでしょうか。



【ポイント】ステイバック


 かつては最多安打のタイトルを獲得したこともあるヒットメーカーです。08年の最多安打獲得時とはフォームに大きく違いはありませんが、現在のほうがムダを削ぎ落したものになっているのではないでしょうか。

 栗山選手のフォームの最大の特徴がステイバックです。つまり、軸足(左足)を中心として後方に残し、ボールをギリギリまで呼び込んで、軸で打ちにいく打法です。強じんな下半身、ギリギリまで待って、少し遅れ気味でもグンと押し込んでボールを弾き返す背筋力の強さがないとできない打ち方だと思います。

 もう1つの特徴であるシンプルさがあるからこそ、ステイバックも成り立つように思います。写真1では軸足8:右足2(もしくは7:3)くらいの力の配分で構え・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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