週刊ベースボールONLINE

連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】巨人・田中俊太「構えはコンパクトなのに、ステップした途端に豪快な打者に。ステップを大きく取りたいならば上半身もついていくべき」

 

新人年の昨季よりも出場数は減らしたものの(99試合→62試合)、終盤からポストシーズン(特に日本シリーズでは全4試合で先発出場)にかけては二塁での先発出場を増やすなど、来季も混とんとしそうな巨人の二塁手争いにあって、有力候補の1人となっています。開幕前に2018年のペナントレース中の写真を使って解説したことがありますが、今回は最新の写真で田中選手の打撃を見ていきましょう。

巨人・田中俊太



【ポイント】アンバランス


 広島田中広輔選手の弟であることは周知のとおりです。右投げ左打ちの内野手で、体格的にもそっくり(俊太選手のほうが約7センチ、身長が高いとのこと)で、バッティングもよく似ています。今季、田中選手は4本塁打とパンチ力も魅力です。

 まず、写真1〜写真4の始動のコマを見てください。内側に力を絞るように小さく、小さく構えて待っていますね。これは決して大きくない選手が体のパワーをボールにぶつけていくための方法で、ひねり過ぎない限り、有効なテクニックと言えるでしょう。

 ここまでは良いのですが、気になるのはこのあと・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

連続写真に見るプロのテクニック

連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング