大学時代は4年時に所属の明大で、そして侍ジャパンでも大学代表チームのキャプテンを務めるなど、キャプテンシーにも長けており、ドラフトではDeNAと競合するなど即戦力が期待された右腕です。1、2年目こそ合計3勝と結果が伴いませんでしたが、今季はチーム最多の11勝を挙げる働きを見せました。170イニングを超える投球回でQSはリーグ2位タイの18を数えるなど、先発ピッチャーとしての責任を十二分に果たしたシーズンと言えます。自身も故障に泣いた2年間と異なり、コンディション面での充実を飛躍のポイントに挙げていますが、こちらから見てもストレートの質が圧倒的に良くなっていたと感じます。 【ポイント】右腕の上りが早い
セットポジションでのスタートで(写真1)、上半身の動きが少なく、投げるボールにも、フォームにも安定感が生まれています。写真2ではまずまずの高さまで左足のヒザが上がってきており、いったん、これを下ろしてから(写真3)、再び上げるタイミングで頭の高さにあったグラブを下ろしつつハンズセパレーションを行い(写真4=かなり早いです)、これを合図にホーム方向へと出ていきます。ここまでの一連の動きでムダはありませんし、非常にバランスもタイミングも良いと思います。
併進運動を行う間、右腕を自分の体の後ろにブラインドする意識も良いと思いますし(写真5)、何より・・・
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