19年はキャリア10年目で初めて規定打席に到達し、リーグ3位の打率.315と好成績を残しました。新人年からコンスタントに出場機会を得てきた選手ですが、これまではケガも多く、シーズンをフルに戦い抜き、出場を続けたのはこれがほぼ初めて。素晴らしいパフォーマンスだったと思います。 【ポイント】短く持つ
短めのバットをさらに短く持っているのが最大の特徴です。「こんなに短く持って大丈夫?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、短く持つことで操作性が高まり、芯に当てる確率は格段に高まります。振り遅れという部分でも心配がなくなりますね。また、短く持つことで右手での押し込みがききますし、振り抜きのスピードもアップしますから、インパクトしてから投球に対して力負けせず、意外にパワーが使えて、飛距離も出る。昨季10本塁打の秘密はここにありそうです。
短くバットを持つ利点は、ギリギリまで近くに引き付けて、コンパクトに弾き返せることにもあります。荻野選手のように足のある選手はどんな形でも出塁してナンボ。打って出るのももちろんですが、ギリギリまで引き付けられるとボール球の見極めもできるようになります。荻野選手は四球数もキャリアハイの40個を記録していますが、昨季はすべてがうまく回ったのではないでしょうか。
スイングの特徴としては、まず・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン