プロ14年目、35歳のシーズンを迎えるベテランです。近年は代打の切り札としてベンチに欠かせない存在で、今季は延期とならなければ左翼で開幕を迎えた可能性があるほど、キャンプ、オープン戦と好調をキープし、良い打撃を見せています。 【ポイント】バットを走らせる
2013年には首位打者、最多安打のタイトルを獲得したクラッチヒッターです。長谷川選手がすごいのは、毎年、少しずつフォームを変えて、そのときの自分に合った打撃を追求しているところにあると思います。長谷川選手とはキャンプ中にじっくりと話をしましたが、今季に関しては、ややオープンスタンス気味に構え(写真1)、「バットを早く出したい、先にバットを出したい」と考えているとのことでした。つまり、ポイントを近くまで寄せるのではなく、前にして打ちたいということです。年を重ね、下半身の回転が若いころに比べて鈍くなっていることを認識していて、「バットを走らせる」ことを大事に考えている、と。その考えは今回紹介する打ち方に表れていると思います。
写真1からステップした写真5までを見てください。テークバックの際に、軸足(左足)に体重を大きく乗せることをしていないのが分かると思います。頭の位置が体の中心よりも投手寄りにあり・・・
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