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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】ソフトバンク・中村晃「どんなピッチャーに対しても自分の間合いに持ち込むことができる。バットの出し方もコンパクトに修正。今季のアベレージに期待です」

 

昨季は自律神経失調症と腰痛などの影響もあり、44試合の出場にとどまりましたが、本来は打線に欠くことのできない左の巧打者です。2014年には最多安打(176安打)のタイトルを獲得し、実働9シーズンで3度の3割超え、また、ほかのシーズンも3割に迫るアベレージを残すなど、リーグ屈指の打撃技術を持っています。王貞治球団会長には「打撃職人」、秋山幸二前監督には「技術屋」と高く評価されていますね。



【ポイント】準備◎


 ホークスが誇るヒットメーカーです。中村選手の最大の特徴は準備にあり、早くタイミングを取って、いつでも打ちに出られる姿勢ができていることにあります。写真1〜写真4がそれに当たり、誌面上ではスペースに限りがあるので4コマに収めていますが、かなり早い段階から足を上げ始めて、写真3の状態(つまり一本足)でキープし、投球に合わせて写真4以降の動作に移っていきます。これは下半身が強く、安定していないとできないこと。どんなピッチャーを相手にしても、自分の間合いを作って打ちに出ることができるので、差し込まれることも少ないですし、高いコンタクト率を誇るのです。少し足を上げ過ぎている分、写真5では腰のラインが斜めになってしまうのですが・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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