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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】ソフトバンク・東浜巨(前編)「ややトルネードするが、巻いた分、戻す動きも必要になる。このタイミングを合わせる作業は特に難しいので心配」

 

プロ5年目の2017年に16勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得しましたが、18年は右肩を故障、昨季は右ヒジを手術するなど過去2シーズンは思うような結果を残せていません。入団から3シーズンも1ケタ台の登板にとどまっており、高校、大学の実績、そして有しているであろうポテンシャルから考えると、ここまでのキャリアは満足いくものではないように思います。



【ポイント】フォームの再現性


 バッターに正対し(写真1)、左足を大きくプレートの後方に引いて両足をクロスさせるスタート(写真2)は賛成しかねますが、写真3で足元に視線を落とすことで頭(つまり重心)が左足に引っ張られて後方にズレることを防いでいるのは良いと思います。とはいえ、写真3〜写真5までの間に左足を回し上げなければならず(軸足に巻き付けて最小限にとどめてはいるようですが)、真っすぐに立つ写真5で、最も重要なバランスを保つこと、そして高く足を上げることを考えると、ムダな動きと私は考えています。また、回し上げることで、タイミングが合わない、左肩が入り過ぎてしまうなど、上半身がブレる要素を生んでしまうことにつながる心配もあります。

 近年、日本でも・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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