支配下昇格1年目だった昨季は、飛躍のきっかけをつかむ1年となったのではないでしょうか。魅力は何よりもスピードで、25盗塁をマークしていますが、このうち15盗塁は代走で記録したものです。侍ジャパンでもその脚力でプレミア12初制覇に大きく貢献しました。ただ、走塁面以外ではまだまだ課題も多く、足の切り札で終わらずにレギュラー定着を目指すならば打撃面の向上は不可欠な要素でしょう。 【ポイント】下半身の粘り
写真は新型コロナウイルスの影響で無観客で行われたオープン戦のものです。周東選手とはキャンプを含めて話をし、バットを強く振ることを意識して練習に取り組んできたとのことでしたが、実際に打席での姿を見て、最も大切な形がまだ作れていないというのが、正直な感想です。振ることも重要で、それを意識するのは分かりますが、ベースである形はそれ以前にあるべきもの。しっかりとした形ができれば、次の段階としてバットも振れてきます。
強くバットを振りたいという思いは、実際のフォームにも表れています。結論から言ってしまうと、下半身主導で打ちにいこうという意識は良いのですが・・・
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