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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】DeNA・パットン「始動からトップまでムダがなく、ほぼ完ぺきと言えるフォーム。リリースの位置、高さは、ヒザを伸ばすことでもっと良くなる」

 

来日4年目を迎えるベイスターズのリリーバーです。3シーズンで162試合(すべてリリーフ)に登板し、防御率は3.24、82ホールドは立派です。昨季(42試合登板)は打たれて感情を爆発させ冷蔵庫を殴って骨折離脱(CS中に復帰)という失態がなければ、もっと数字を伸ばしていたことは確実です。今やDeNAのブルペンに欠かせない右腕と言えると思います。



【ポイント】完璧な始動


 始動が素晴らしいですね。プレートの前でスタートの動作を完結させることでムダな動きを省き(→バランスも良くなる)、ムダがないことで写真4のようにフリーフットとなる左足を高く上げることに成功しています。ヒザの高さは胸マークよりも上で、ここまで足を高く上げるのは日本ではロッテのルーキー・佐々木朗希選手と、このパットン選手くらいでしょうか。これだけ高く足を上げてもバランスを崩さないのは、写真2のようにプレートを踏み変えたときに視線をツマ先に落とし、頭の位置(重心の位置)を軸足の真上に乗せることができるからです。最近はパットン選手のようにプレートの前でスタートの動作を完結させる日本人選手も増えていますが、例えば・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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