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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】ロッテ・小野郁「右腕の上がりがやや遅く、着地に間に合っていない状態。右腕とは逆の左手が重要でしっかりと使う意識を」

 

今季、楽天からロッテに移籍し、開幕一軍入り、接戦の終盤で出番を得ています。力強い直球とキレのあるスライダーのコンビネーションが特徴の右腕で、昨季は自己最多の13試合に登板しましたが、ここまで目立った実績を残しているわけではなく、新天地での挑戦はチャンスです。

ロッテ・小野郁



【ポイント】ブラインド


 プロ入り後、リリーフ一筋できていますから、セットポジションからのスタートは理にかなっていると言えます。ただ、写真3〜写真5のように、せっかくグラブを高く上げているのに、左足は上がってヘソの高さで、これでは下半身のパワーを十分に使い切れないのではないでしょうか。立ったときのバランスを重視する考えがあるのかもしれませんが、セットでのスタートなのですから、軸も安定していて、いくらでもヒザを高く上げられると思うのですが……。グラブを高く上げることでヒザの通り道を作っているのかと思いましたが、違うようですね。

 また、写真4で1度グラブからボールを持った右手を出すのはやめたほうがいいのではないでしょうか。グラブがブラインドになってバッターからは見えないかもしれませんが・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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