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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】日本ハム・杉浦稔大「ボールを持つ手が早く右ヒジを越すように意識したい。お尻は左足よりも高くが重要で、シフトチェンジをスムーズに」

 

プロ入りから6シーズンは故障に泣かされるなど、先発投手ながらシーズン4勝が最高成績と伸び悩んでいました。とはいえ、サイズに恵まれた右腕は、2014年のヤクルトのドラ1選手であり、秘めたポテンシャルは十分に一軍での活躍を予想させるもので、今季はその才能が大きな花を咲かせようとしています。開幕から先発ローテ入りし、ここまで5試合で3勝。日本ハム先発陣の大きな柱へと成長しようとしています。

日本ハム・杉浦稔大



【ポイント】右腕の使い方


 実は私の現役時代と投げ方が似ていると言われたことがあり、注目して見ていました。190センチの長身もさることながら、手足が長いですね。セットにすることでこの長い手足をもたつかせず、真っすぐに立った写真3などはバランスも良く、バッターには大きく見えるのではないでしょうか(もともと大きいですが)。

 ハンズセパレーションも早く(写真4)、写真5で右腕を脱力させてから、写真6のように引き上げ始めるまでも非常に早くて、とても良いと思います。この間、ボールを持つ右手をしっかりと背屈させているので、右ヒジが背中側に入っていかないのもいいですね。ただ、1つ問題もあります・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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