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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】DeNA・神里和毅「ステップしてトップを作るまでは力のロスもなく良い形です。ただし、ラインを合わせる意識が強過ぎて、力強さを欠いてしまう」

 

昨季は主に一番打者として起用され、自身初の規定打席到達を果たすなど、119安打を放ち、打率.279をマーク、一躍ブレークを果たしました。今季も同様に「一番に」と期待されていたようですが、オープン戦、練習試合と状態が上がらず、ライバルにその座を明け渡す形となってしまいました。開幕後は出番が限られていましたが、8月に入って状態が上向き、二番で先発出場の機会を増やしています。



【ポイント】合わせるフォーム


 投球のラインに合わせようとする打ち方であることが、始動時の写真1でバットを寝かせて構えているところからもうかがえます。実際、写真9〜写真11のバットの出し方も、ラインに合わせていく形ですね(良い形ではありませんが)。極力余計な動きを省いて、ボールにコンタクトしていきたいという意識を感じるフォームですが、その意識が強いあまり、弊害も各所に生まれているように思います。

 まず、ラインにいち早くバットを入れていきたいがために、写真9〜写真11と体からバットが離れていってしまいます。ラインに入れる意識自体は間違ってはいないと思いますが・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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