押しも押されもしない楽天のエースです。新人年から18年まで6年連続の2ケタ勝利で、2年目の14年から5年連続で最多奪三振のタイトルを獲得。昨季は3月に受けた右ヒジ手術の影響で5勝にとどまりましたが、今季は開幕からここまで4勝を挙げ、完全復活の兆しを見せています。 【ポイント】躍動的なフォーム
ケガもあり、ピッチングフォームに関しても少しずつ変化を加えようと試みていることを聞きました。ただ、ここまで十二分な実績を残したフォームでもありますから、これをベースにしたものとなるのでしょう。
実際のフォームを見ていきます。私があまり好ましく思っていない、左足をプレートよりも後方に大きく引く始動ですが(なんの考えもなしにこれをすると、頭の位置が引いた側の足の上に移り、大きなブレが生じるからです)、ここで則本選手は軸足爪先に視線を落とし、かつ引いた左足のカカトに体重を乗せ切らないことで、頭の位置、重心を軸足の上に残しています(写真2)。これはどうしても左足を引きたい選手にはなくてはならないテクニックで、写真では分かりづらいですが、左足を振り上げ始める写真4でも視線を下に落とし、よりその意識を高めているのも良いと思います。ただし・・・
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