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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】巨人・坂本勇人「前さばきを損なうことなく後ろに残す意識を加えた。アベレージを残せて長打も打てる理想的なフォーム」

 

開幕直後は打率が2割台前半とらしくない姿でしたが、9月には1試合3本塁打を放った試合もあるなど、本来の坂本選手が帰ってきました。打率も2割7分台まで回復し、最終的にどこまで上げてくるのか、注目です。通算2000安打まで残り50本を切っており、後半戦も目が離せません。



【ポイント】前さばき+後ろに残す


 2016年に首位打者(.344)を獲得して以降、コンスタントに3割を打つようになりましたが、これは松井秀喜(元ヤンキースほか)さんに重心を後ろに残して打ちに出るアドバイスを受けるなど、打撃を大幅に変えたことがキッカケとなったそうです。とはいえ、入団当初から前さばきのうまいバッターで、写真5〜写真10のように必要な分だけはしっかりと前に移動しており、ここに「後ろに残す」意識を持つようになったため、必要以上に前に行かない、つまり、その意識がブレーキとなって軸足に体重が残り、写真10の位置で軸を中心にターンができています。写真11〜写真13まではまさに「前さばき」の部分で、腕を伸ばしてやや外寄りの低めのボールをうまく拾っていますが、軸の位置は10のままで、それ以上前に出されていないのが分かると思います。

 16年あたりで大きく打撃を変えたということですが・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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