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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】西武・増田達至「リリーフ一筋のピッチャーらしい合理的なセットポジション。セットからのスタートはモーションに変化がつけやすい」

 

入団から8年連続の40試合以上登板で、トータル422試合(年平均52.75試合)登板はとても立派です。昨季は33セーブを挙げて初めて最多セーブのタイトル(※15年に最優秀中継ぎあり)を獲得しました。オフにFA権を行使しての残留は、西武にとって、これ以上ない、大きな補強と言えると思います。

西武・増田達至



【ポイント】ボールとヒジの関係


 たとえランナーがいなくてもセットポジションからのスタートは、増田選手のほぼリリーフ(※新人年に2試合の先発あり)というキャリアを考えれば合理的だと思います。写真のシーンではややクイックモーションのようにも見えますが、セットポジションはこのように、クイック気味に投げたり、逆に、足を大きく上げて投げたりと、モーションに変化をつけやすい利点もあるのです。

 写真2でモーションをスタートさせ、左足を上げた写真3ではすでにグラブから右腕を離していますが、右腕を早くトップに持っていくことを考えれば、ハンズセパレーションが早いのは良いことだと思います。ただ、・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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