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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】巨人・大城卓三「お手本は阿部慎之助コーチ。上半身は動かさず、下半身の移動だけを意識すればコンタクトに集中できます」

 

昨季はリーグを連覇したチームの正捕手格となり、ベストナインも獲得しました。今季も多くの試合で先発マスクをかぶり、安打数や本塁打数はキャリアハイ。本塁打も2ケタ11本に届いてはいるものの、「打てる捕手」への期待は、もっと高いところにあると思います。



【ポイント】上半身のひねり


 前のスイングが大きく、フォロースルーのうまいバッターです。写真11〜写真16がまさにそう。右翼スタンドへの飛距離の出るホームランがありつつ、外角のボールに逆らわず、逆方向(レフト前)に合わせてヒットにする技術があるのも、これが大きく影響しているのではないでしょうか。チェンジアップやカーブのような抜かれたボールに対しても簡単に空振りすることがなく、合わせることができます。と、考えると、もう少しアベレージ(今季は.231)を残せても良いのですが……。

 打撃面でも期待される捕手であり、時にはファーストでも起用されるのですから、昨季のように2割7分以上はコンスタントに残したいところです。なぜアベレージを落とすのか。気づいたことがあります。今回の写真は冒頭のようにうまいフォロースルーでレフトへの二塁打としたシーンなので異なるものの、例えば・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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