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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】巨人・高橋優貴「角度のあるボールが特徴も、いかにトップを安定させるか。腕だけで操作するのではなく、軸の傾きで左腕を上げること」

 

前半戦だけで9勝を挙げる活躍を見せ、ハーラーダービーでもトップを走っていましたが、後半戦は2勝にとどまり、残念ながらタイトルを逃しました。それでも11勝はチーム勝ち頭。入団3年目に大きな飛躍です。


【チェックポイント】[6]もっと「く」の字を極端にしてもいい


【ポイント】トップの安定感


 決して上背があるわけではありませんが、角度のあるボールが高橋優貴選手の特徴の1つです。リリースの瞬間の写真[13]を見てください。高い位置から投げ下ろしているのが分かると思います。地面と平行に近い軌道よりも、ボールに角度がついているほうが圧倒的に打ちづらく、良いポイントの1つだと思います。

 この角度を生み出しているのが、右腕でしょう。写真[8]のように頭よりも高い位置に置いて並進運動を行い、このグラブを一気に右胸の前に引き下げることによって、左腕を高く跳ね上げていきます(写真[8]〜写真[13])。ただ、これはこれで良いのですが、今は右腕をかなり意識的に高く上げている状態。並進運動をスタートさせる写真[6]〜写真[7]で、お尻から出ていくことを意識し(ヒップファースト)、「く」の字を極端にすれば・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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