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連続写真に見るプロのテクニック

【連続写真】日本ハム・西川遥輝 後編「ステップ幅(スタンス)がやや広くボールに伝える力も半減。フォームをコンパクトにすることはさまざまな面でメリットがある」

 

前号(2月1日号)の続きです。全体的にややピッチャー寄りに体を傾けている特徴的な始動(写真1〜)について触れました。おさらいですが、なぜこのようになるかというと、「打ちに出ていこう」という意識があるからで、軸足(左足)に残し過ぎてしまうと、重心の移動ができないタイプと考えられます。補足ですが、西川選手にとって、写真3が軸足側に右足を寄せる限界点。ほとんど左足側に乗っかっていないのが分かると思います。これ以上引いてしまうと、外側重心になってしまい、踏み込んでいけなくなってしまうのでしょう。それを嫌って、外側重心にならないための、始動と足の力配分(写真1)なのだと推測できます。ただし、「前に打ちに出る」とはいえ、写真4〜写真9と踏み込んでは行くものの、写真9のように右サイド(右肩)にカベを作って、前への動きをここまでに制限し、自分のポイントまで引き付けてインパクトを迎えていきます(写真12)。



【ポイント】ステップ幅


 インパクトを迎える際に、やや下半身が伸び上がるようなアクションをすることも指摘しました。これは確実性への影響(頭の位置がぶれてしまうため)が心配されるのですが・・・

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連続写真に見るプロのテクニック

元プロの野球解説者が現役選手の打撃フォーム、投球フォームを連続写真をもとに解説。

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