6月の第61回全日本大学選手権で14年ぶりに4強進出を果たした龍谷大。 同大が所属する関西六大学リーグで、存在感を放つ右腕がいる。 大院大のエース・金田和之。長身から投げ込む最速146キロの直球を軸に、今春のリーグ戦では5試合連続完封をマーク。 球威あふれるストレートには、視察に訪れたプロのスカウトも目を見張った。 チームをけん引する右腕は、自慢の剛球であこがれのプロの舞台へと続く道を切り開こうとしている。 取材・文=新ヶ江周二郎写真=江見洋子
“負けない”投手を目指し切り開くプロへの道 「結果」から得た自信 取材場所に現れた大院大・金田和之は、帽子を取り深々と頭を下げた。「こういった取材は初めてなんです……。よろしくお願いします」少し緊張したその面持ちは、マウンド上で見せる堂々とした姿とは違い、どこかおとなしい青年の印象を受けた。しかし、取材を進めていくと、徐々に右腕から発せられる言葉が熱を帯びていく。最も強い意志が感じられたのは、やはり・・・
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