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道具の流儀

ヤクルト・山田哲人を支えるドナイヤの内野手用グラブとは?

 

打撃面で開花し、2014年にセカンドのレギュラーに定着した。だがそのオフ、「守備力の向上なくして、レギュラーの座はない」と危機感をにじませ、より一層練習に励んだ。右肩上がりの成長を支えた守備力。さらにそれを支えているのが、4シーズン目となるグラブだ。
取材・文=阿部ちはる、写真=井田新輔

今季から「山田オリジナルオレンジラベル」を使用している。市販されていない山田のオリジナルカラーだ


市販のグラブをプロが愛用!?フィットする革と型


 今季から山田哲人が専属契約しているドナイヤのグラブは2010年9月に世に出回った比較的新しいメーカーだ。“選手専用の型がない”ことが最大の売りで、山田も市販のものを使用している。専用の型がないのには理由がある。

 ドナイヤの設立者である村田裕信氏は「この革にはこの型じゃないとダメなんです。この型だから、これだけ良いグラブになる。だから、選手専用の型がない。逆に言えば、プロ選手であろうがこの型がしっくりこないと思えば、こちらはごめんなさいと言うしかないんです」。改良に改良を重ね、たどり着いた形だからこそ、マネができないドナイヤだけの使い心地なのだ。たとえ、ほかのメーカーの革で同じ型を作っても同じ使いやすさになることはない。


 ではなぜ山田はこのグラブを選んだのか・・・

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