投手は“9番目の野手“と呼ばれるように、使うグラブも大きな意味を持つ。楽天のエースが使うその“相棒“には、独自のこだわりが散りばめられていた。 取材・文=富田庸、写真=小山真司 投げること最優先で“魂の投球”支える
昨年から使っているのがアディダスのグラブ。自身の代名詞ともいえる『魂』の一文字が刻まれている
ペナントレース前半戦、リーグトップタイとなる9勝(4敗)で折り返した。借金を重ねる苦しいチーム状況の中で、まさに獅子奮迅の活躍を見せている。そして、ピンチになればなるほど高い集中力を発揮し、三振を奪っていく。今季は開幕3連勝と3試合連続2ケタ奪三振を同時に達成。そんな則本の投球を支えているのが、アディダスの投手用グラブである。
「道具をどうするか悩んでいたときに、アディダスさんから声を掛けてもらいました。すごく熱意を感じたので、一緒にやっていこうと」 使い始めたのは昨年からだ。担当者と意見を出し合い、行き着いたのが今の形で、重過ぎず、軽過ぎず、自身が投球する上でストレスとならないことを第一に考えた。そして、グラブの大きさには変化を求めた・・・
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