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道具の流儀

巨人・クルーズの柔らかな捕球を可能にするSSKのグラブ

 

ボールが吸い付くような柔らかなグラブさばきは、現在の日本球界でL.クルーズの右に出る者はいない。そんな華麗なテクニックで魅了する名手が愛でる、11.25インチのコンパクトグラブを紹介しよう。
通訳=依田大介(読売巨人軍)、取材・文=坂本匠、写真=荒川ユウジ、井田新輔


柔らかな捕球を可能にする11.25インチの“Baby”



 インタビュールームに笑顔で現れたクルーズは、隅々まで手入れの行き届いたグラブを愛おしそうに撫でながら、言葉に熱を込めた。

「このグラブは僕の大切なBabyなんだ。妻にも触らせないんだよ」

オーソドックスな十字ウエブのブルーグラブは練習用。フィーリングはまずまずだが、信頼度では昨季途中から使用する奥のゲーム用が圧倒的だという


 来日2年目の昨季に、パ・リーグのゴールデン・グラブ賞(二塁手)を獲得。長距離のバックハンドトスや、逆シングルからのグラブトスなど、トリッキーなプレーで観客を魅了するばかりか、どんなに難しい打球でもピタリと吸収する柔らかなグラブさばきで、同業者をもうならせる。そんな「守備が大好き。自信もある」と語る名手がチョイスしたのが、日本のSSK社製グラブ。来日はロッテ入団の2014年だが、付き合いはそれ以前からだという・・・

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