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道具の流儀

西武・小石博孝 気持ちを込めて使用した“市販”のグラブ

 


プロ5年目にして飛躍を果たした変則左腕。今年から新たなグラブを使用しているが、それは自ら買い求めたものだった。
取材・文=小林光男、写真=馬場高志、BBM


 チームのために投げ続けた。今季、50試合に登板し、0勝2敗1S2H、防御率3.74をマークした小石博孝。特筆すべきはイニング数だ。74回2/3。パ・リーグのリリーフで70イニングを超えたのは、同僚の牧田和久(78回2/3)と小石の2人のみだから価値がある。

「負け試合がメーンでしたが、自分のやれることをできた1年でした。ケガがなく、失敗が続くこともありませんでしたから」

 昨年までは1度打たれると、次の試合で取り返せずに二軍落ちする繰り返しだった。しかし、今年はミスした次の試合で挽回。昨年までの4年間で通算27試合しか一軍登板を果たせなかった29歳左腕は、首脳陣の信頼を勝ち取った。

 投球が安定した要因の一つに投球フォーム改造がある・・・

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