現役を退いた今も、ソフトバンク投手陣を陰から支える。ボールを受けるミットには、ブルペンキャッチャーのこだわりが詰まっている。 取材・文=杉浦多夢、写真=上野弘明 すべてはピッチャーのために
ブルペンから、パーンッという高く軽快な音が響いてくる。ソフトバンクの秋季キャンプが行われている生目の杜運動公園。ブルペンキャッチャーを務める
内之倉隆志がまずこだわるのは、この“音”だ。ダイエーでの現役時代は使い勝手のいい、エラーをしないミットというのが一番の条件だったが、今はミットに求めるものも変わってきている。
「やっぱりピッチャーを乗せていくのもブルペンキャッチャー(の役割)だと思うので、できるだけ音が鳴りやすいミットを目指しています」 内之倉のミットはとにかく浅く、硬い。良い“音”を出すためには、常に同じ場所で確率よく捕ることが必要になるが・・・
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