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道具の流儀

日本ハム・飯山裕志 グラブの先まで神経が通う、自分の手と一体化した相棒・ゼットのグラブ

 

鉄壁の守備力で長年チームを支え続けるベテラン。守りのスペシャリストとして、他の追随を許さない男のグラブにはどんなこだわり、創意工夫が隠されているのか。その全貌に迫った。
取材・文=松井進作、写真=桜井ひとし(グラブ撮影)、BBM


 プロ19年目、一度もレギュラーになったことはない。それでも長くプロ野球の世界で生き抜けたのは誰にも負けない守備力があるからだ。それだけにグラブへのこだわりも人一倍。中でも飯山が熱っぽく何度も口にしたポイントが、どれだけ自分の“手の一部”にできるかという点。「グラブの先まで神経を通わせることが大切」と飯山の中ではグラブというより、厚い革で覆われた大きな手でプレーしている感覚なのだという。

捕球部分は網目のタイプを愛用。銀で縁取られた名前の刺しゅうがひと際目を引く


 さらに「ほかの選手は使えないと思います。こんなに硬くてポケットも深いグラブってないですから。チーム内でも大不評です」と本人が苦笑いを浮かべて語るように、実際に触らせてもらったグラブは見た目以上に重厚感があり、とにかく硬い・・・

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