一軍のハイレベルな競争の中で存在感を放つ5年目の若鷹。内野の全ポジションを守れる守備力が居場所を得る根拠となっている。2014年から左手にある相棒へのこだわり。 取材・文=菊池仁志、写真=湯浅芳昭 振り返るのは8月5日の
西武戦[メットライフ]、同点の9回裏、二死一、二塁と一打サヨナラの場面だ。
「一、二塁間のゴロでしたが、左腕を目いっぱい伸ばしてアウトにすることができた。二塁手として自信になるプレーでした」
この試合、
ソフトバンクは7回までに7対1と楽勝ムード。しかし、先発・
千賀滉大をリリーフした
岩嵜翔、
嘉弥真新也が失点を重ね、ついには守護神・
サファテを投入するまさかの展開で冒頭の場面を迎えていた。緊迫した場面での二塁・
高田知季の好プレーもあり、チームは延長10回に勝ち越して勝利。即ち、13連勝と波に乗って上位に迫っていた西武の勢いを止めるプレーだった。
左手にはめた相棒は、2014年シーズンから使用するもの。「だいぶ、使い込んだのでそろそろ・・・
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