俊足、好打、好守と3拍子そろったプレーぶりで、竜の一番・中堅を担う斬り込み隊長。スピード感あふれるプレーを足元から支える相棒に迫る。 取材・文=吉見淳司、写真=川口洋邦 2012年に32盗塁でタイトルを獲得した
大島洋平。昨季までのプロ8年間で通算166盗塁を決めるなど、俊足ぶりは
中日の大きな武器となっている。まさにその両足は“輝き”を放っているわけだが、比喩ではなく、実際にグラウンドで、大島の足元はキラキラと瞬いている。球場の照明を反射するのは、左右とも27.0センチの、エナメル素材のスパイクだ。
「以前はスエードのものをはいていました。エナメルは革と比べて硬く、重いイメージがあったのですが、アディダスのエナメルは柔らかく、重さもなかったんです」
アディダスのスパイクと出合うまでは、通常は革、雨天時はエナメルと、スパイクをはき分けていた大島。しかし素材が違えば、いくら形を似せても使用感に違いが出てしまう。常に一定の感覚でプレーするために、柔軟性と軽さを兼ね備え、耐久性にも優れるエナメルスパイクはうってつけだった。
「こだわっているのは軽さと丈夫さ。それと・・・
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