あの選手のようになりたい――。思いは強くなり、使う道具にも抱くあこがれ。目標とする存在と同じ背番号を背負い同じスパイクを履いて今、武器となる”走”を追求している。 取材・文=菅原梨恵、写真=湯浅芳昭 鋭い眼光で打球の行方を見届けるとスピードを上げる。今季の
上林誠知を象徴する場面の一つだ。昨季を超える長打率.483、7三塁打(7月15日現在)は、単純に打力がアップしたからだけではない。今季を迎えるにあたり掲げた『走塁革命』。自慢の足を最大限に生かすべく、新スパイクを取り入れた。
ビモロは、鳥取市に本拠を置く「ワールドウィングエンタープライズ」が開発した
シューズブランド。一躍脚光を浴びるようになったのは、
イチロー(現マリナーズ会長付特別補佐)が同社のスパイクを愛用していたからだ。そして、イチローは上林にとって特別な存在である。
「イチローさんはずっとあこがれで目標とする選手。入団するとき、まさか同じ背番号『51』をもらえるとは思ってもいなかった。本当にうれしかったです」
だからこそ・・・
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