昨季は捕手登録ながら三塁手として97試合に出場。有事の際の“第3捕手”として、一軍では欠かせぬ存在だ。同僚・山田哲人の影響で使い始めたドナイヤの内野手用グラブで、藤井亮太は虎視眈々と定位置を狙っている。 取材・文=富田庸 写真=桜井ひとし、BBM 昨季は捕手登録ながら三塁を守り、故障離脱していた
川端慎吾の穴を埋めた。もともと内、外野を守れるユーティリティー。自らの武器を生かせたシーズンとなった。
今季から内野手登録に変更。ただし、これは藤井自身の意思ではなく、首脳陣の方針だった。「どこを守りたいとか言える立場ではないので。とにかく試合に出られるのであれば、どこでも守りますよ」。
そんな藤井がドナイヤの内野手用グラブを使い始めたのは、2年ほど前のことだった。きっかけは山田哲人と行った食事の席で、ドナイヤの村田裕信社長と出会ったことだ。ドナイヤは2010年設立の新興グラブメーカーだが、山田哲が使い始めたことで一躍脚光を浴びることになった。村田社長のグラブに対する熱い思いを聞いて、その興味はいっそう深まったという。
藤井はほかの野球選手と同様に、市販と同じ型のグラブを購入する。ただし・・・
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