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道具の流儀 2018

ロッテ・藤岡裕大 ミズノのグラブ こだわりを土台としたグラブへの放任主義

 

開幕から遊撃の座を守り続ける黄金ルーキーは、即戦力の期待に応えながら、プロ1年目を走り切ろうとしている。チームからの信頼を勝ち得たベースは、堅実かつダイナミックな守備。その支えとなるグラブという相棒は、意外なやり方で自らの望む形へと育て上げている。
取材・文=杉浦多夢、写真=中島奈津子、BBM


「二番・遊撃」で開幕スタメンに名を連ねると、143試合フル出場を続け、遊撃のスタメンを譲ったのはわずかに4試合のスーパールーキー。ドラフト2位でカモメ軍団の一員となった藤岡裕大は、即戦力の期待に違わぬ活躍を見せている。

 三木亮平沢大河といった実力者との遊撃争いを制し、井口資仁監督の信頼をつかめたのは、“守備力”というベースがあったからだ。強じんな脚力と、ブルペンで最速150キロを記録したこともある自らの強肩への自信から、「相手のバッターの特徴を見る」ことを意識しながら、時に深いポジションを取ることもいとわず、広大な守備範囲を誇っている。

 その守備面で・・・

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