ポジションを問わず全選手共通の“道具”がユニフォーム。近年は多くの球団がイベント用も展開する中で、毎年、奇抜なデザインで話題を呼んでいるのが、オリックスの“夏の陣ユニフォーム”だ。ただ、今季は“ブラック”を基調としたシックなデザインに。そこにはチームスローガンの『アグレッシブ』な“挑戦”と伝統の“継承”が込められている。 取材・文=鶴田成秀 写真=佐藤真一 球団カラーのネイビーは使わず全身“真っ黒”。毎夏の恒例イベント『Bs夏の陣』で着用する今季のユニフォームは、昨季までの“奇抜”なプリントデザインから一新されたシンプルなものに。そこには、今年で11年目を迎える同イベントへの思いもある。
「2015年に世界地図、16年に宇宙、そして『Bs夏の陣』10年目となった昨年はダイヤモンド柄。近年は、奇抜なデザインできましたが、イベント11年目となる今年から『イベントも進化させたい』という思いもあって、シンプルなデザインに一新したんです」
そう話すのはオリックスの企画事業部・後藤俊一氏。毎年8月に開催する『Bs夏の陣』だが、翌9月には来年へ向けたデザインやイベント内容などの構想がスタートする。奇抜なデザインで注目を集め続け、方向性を一貫させるべくインパクトあるデザインを模索する中で「何をやろうか……」と悩みは絶えず。サッカーやアメリカンフットボールなど、他競技のユニフォームも参考に、常にアイディアを求め続けていた。そんな中で「もともとやりたかった」と“原点回帰”したのが・・・
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