プロ3年目にして、試合の重要局面を任されるまでに台頭した。その躍進を支えたのが、昨季から使い始めたニューグラブだ。自分仕様にカスタマイズされたことで、投球の精度も格段にアップ。黒のグラブで白星につながる投球を目指す。 取材・文=阿部ちはる 写真=井沢雄一郎 今季の
楽天はリリーフ投手の活躍が際立っていた。その中でも、
森原康平は貴重な勝ちパターンのリリーバーとして64試合に登板。防御率1.97と3年目ながら抜群の安定感でチームを支えた。
1年目は調子を落とし二軍落ちを経験し、2年目はシーズン前に右ヒジ手術と、年間を通して一軍に帯同したのは今季が初。そのため「今年が野球選手としてのベースになる」と冷静に語る。その大事な1年、森原はようやくたどり着いた、納得のいくグラブでマウンドに上がっていた。
それが昨季から使用しているアップセットのグラブだ。プロで使用している選手はまだ少ないが、「細かい注文も聞いてくれますし、革の素材も多く扱っている」と求めるものを提供してくれる。森原のグラブはコンパクトで軽い。「重さ、大きさはいらない。左手は扱いやすいほうがいいのでなるべく軽く使いたい」という要望にも合わせてもらった。
「グラブは捕るための道具じゃないですか。でも・・・
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