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道具の流儀 2019

広島・松山竜平 ザナックスのバット 材質はホワイトアッシュに変わっても、愛用の型は不変の、打撃職人の相棒

 

昨年はプロ入り以来、初めて規定打席に到達し、打率3割をクリア。今季はペナントレース前半こそ苦しんだが、後半には復調し、四番も務めた松山竜平。巧打とパワーを兼ね備えた、広島打線のポイントゲッターだ。プロの世界を生き抜くための相棒である、バットについてのこだわりを聞いた。
取材・文=藤本泰祐、写真=佐藤真一


 松山竜平は今季途中、使うバットの材質をこれまでのアオダモからホワイトアッシュに変えた。これは前半バッティングの調子が上がらなかったから……、というわけではなく、アオダモで材質のいいものが手に入りにくくなったからだったという。

「もともと、アオダモの打感が大好きで。しなりを使って乗せて運ぶっていうんですか。それでずっとアオダモを使っていたんですけど、最近はいい材質がないらしく、逆にしなりが強過ぎたりとか、当たったときにバットがつぶれているような感じがすごくあったので。ちょっとくっつき過ぎというか……。それでホワイトアッシュに変えました。メープルだと完全にはじきで打つ感じなので、ホワイトアッシュのほうが・・・

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