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道具の流儀 2020

ロッテ・福田秀平 ミズノのグラブ 揺るがない信頼──。愛用続ける“10年もの”

 

勝負の世界で生きるからこそ、道具に対して譲れぬ思いがある──。選手たちの“こだわり”の逸品を紹介する『道具の流儀』を隔週連載でスタート。第1回はロッテにFA移籍した福田秀平のグラブだ。外野手に転向時から愛用を続けている“相棒”は主戦場が移っても変わることはない。
取材・文=鶴田成秀、写真=内田孝治


 手にしたグラブを見つめながら、ポツリと口にする。

「まさに相棒なんです。これに勝つほど、信頼あるグラブをつくれていない」

 使い始めたのは、外野手に転向した2010年のシーズン。今季11シーズン目を迎えるグラブは、幾多の打球を捕球した“黒ずんだ革”が長い戦歴を物語る。

 こだわりのグラブの始まりは、ソフトバンク時代の先輩・城所龍磨にグラブを借りたこと。「城所さんにグラブをはめさせてもらって、『捕りやすい!』と驚いて。それで、メーカーさんに頼んで同じようにつくってもらいました」。使用するグラブの第一条件にフィット感などの“感覚”を持つからこその“一目ぼれ”だった。

 ただ、すべてを城所のグラブと同じにしたわけではない・・・

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プロフェッショナルたち(選手、コーチ、スタッフ含む)のこだわりの道具、ギアをクローズアップ。

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