週刊ベースボールONLINE

道具の流儀 2022

巨人・若林晃弘 ミズノのグラブコレクション 守備のユーティリティーを支える「譲り受けた」3つのグラブ

 

「困ったときには若林」と言っていいだろう。二塁をはじめとした内野全ポジションに加え、外野守備でも華麗なファインプレーを見せてチームに貢献している。だが、意外なことに3つのグラブはいずれも人から譲り受けたものだった。
取材・文=杉浦多夢 写真=高原由佳、BBM

上から岡本からもらったファーストミット、岡本モデルをベースにした「WAKA」の刺しゅうが入った自らの内野用、石川慎吾の「Shingo」の刺しゅうが入った外野用


 二塁を主戦場に一塁を含めた内野全ポジションをこなし、外野守備も華麗かつ堅実。若林晃弘はまさに守備のユーティリティーだ。「もちろん二塁にこだわりは持っているが、この世界で生きていくためには必要なところでやっていかなくてはならない。『全部やる』ということが自分の売りでもある。『困ったら若林』と必要とされる存在でありたい」。今では自身もユーティリティーであることに自負がある。

 当然、グラブは内野用、外野用、ファーストミットの3種類を用意。だが、意外なことに「自分のグラブ」は一つもない。そのことが話題となったのが昨季のクライマックスシリーズ・ファーストステージ。阪神との第2戦で故障離脱の岡本和真の代役として二番・三塁で出場すると・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

道具の流儀

道具の流儀

プロフェッショナルたち(選手、コーチ、スタッフ含む)のこだわりの道具、ギアをクローズアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング