週刊ベースボールONLINE

道具の流儀 2022

ヤクルト・長岡秀樹 ミズノのグラブ 連日の熱戦も大丈夫 良いことづくしのグラブ

 

高卒3年目にして開幕スタメンをつかんだ長岡秀樹。主将・山田哲人と二遊間コンビを組む若燕は、連覇を目指すチームに欠かせない存在になっている。耐久性と操作性を兼ね備えたグラブを相棒に、目指すのは不動のショートストップだ。
取材・文=小林篤 写真=小林篤(グラブ)、川口洋邦(プレー)

手入れも行き届き、革はツヤがある。刺繍は親指部分にのみ入れており、シンプルなデザイン


 開幕から全試合ショートでスタメン出場を続ける長岡秀樹は弱冠20歳。ロッテ佐々木朗希をはじめとする2001年世代の一人だ。プレーに派手さはないものの堅実にアウトを積み重ね、日に日にチームからの信頼感も増している。

 現在使用しているグラブはミズノ製。安心感があるという理由で、サイズは小さ過ぎないものを使用している。手元に届いたのが昨年4月で、今春キャンプから使い始めている。革は硬めが好みで、キャッチャーミットに使用する革を採用。「1年間使うので、野手用の革だと使用していくうちにユルくなってしまう」と説明する。また硬さを保つためにも手入れは欠かさない。「試合前日には必ず固形オイルを捕球面、背面どちらにも塗ります。翌日には少し革が硬くなっている気がします」。

 革のこだわりはカラーにも影響している。革の質が良いと聞いて、色はオレンジを選んだ。スペアのグラブは数個あるが、まだ試合で使える状態ではなく、試合用はこのグラブ1つのみ。安定したプレーを続けるためにも、耐久性の高い革を選び、また状態維持に努めている。

 革の種類を除けば大きな特徴はない。ウェブも昨年の十字型からH型に変更したが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

道具の流儀

道具の流儀

プロフェッショナルたち(選手、コーチ、スタッフ含む)のこだわりの道具、ギアをクローズアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング