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道具の流儀 2022

ロッテ・中村奨吾 ゼットのグラブ “使い続ける”を念頭にすべての部位をチョイス

 

「勇気がない」と言うのは決してマイナスな意味ではない。昨季、二塁手部門で自身2度目のゴールデン・グラブを受賞。主将として背中でナインをけん引し、堅守でもチームを支える男がシーズンを通して不変のグラブで戦い続けるのは、“1点”の重要性を理解しているからこそだ。
取材・文=鶴田成秀 写真=榎本郁也、BBM

革の質にこだわりメーンカラーは黒に。基本的に1シーズン1つのグラブを使い続けるからこそ、耐久性も求めている


 昨季、ゴールデン・グラブ賞に輝いた二塁守備は堅実そのもの。派手さはないが、着実に1つのアウトを確実に奪っていく。そんなプレーを象徴するように、グラブに求めることからも“職人気質”がにじみ出る。

「はめたときのフィーリング。使いやすさ、操作性。こだわりは、そこだけです」

 短い言葉にすべてが詰まる。そもそも、細部にわたってこだわりを表現“できない”のも、道具を使うのは自分自身だからこそ。大きさも「このグラブが大きいのか、小さいのかも分からない」と言うのは「人のグラブと比べたことがないので。だから、分からないんです」。自らの感覚にマッチするかどうかが最重要だからこそ、周りとの違いを表わすことは必要なことではない。

 とはいえ、もちろん求めることはある。それが硬さだ。「柔らか過ぎるのが好きではないというか・・・

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プロフェッショナルたち(選手、コーチ、スタッフ含む)のこだわりの道具、ギアをクローズアップ。

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