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道具の流儀 2022

DeNA・森敬斗 ミズノの内野手用グラブ 先輩コーチのグラブとともに遊撃レギュラーの階段を進む

 

持ち前のスピード、強肩を武器に守備で魅了する若手が愛用するグラブは、誰もが気になるところだ。DeNAの3年目、森敬斗はOBコーチのグラブで今季プレー。ベイスターズ新時代を担う成長株は、なぜそのアイテムを選んだのか、グラブの好み、こだわりなどを明かす。
取材・文=滝川和臣 写真=高原由佳、BBM

石井コーチから借りているグラブ。コーチが現役時代に使っていたものではなく、新たにオーダーしたモデル


 遊撃のレギュラー候補と期待されながらオープン戦のケガで無念の戦線離脱。しかし、6月に一軍に合流すると攻守に渡ってスピード感あふれるプレーでチームを活気づけている。3年目、森敬斗の魅力はシュアな打撃もさることながら、俊足と強肩を活かした守備力にある。伸び盛りの20歳は今季からイエローの内野手用グラブを使っているが、実はこれ石井琢朗野手総合コーチの愛用品を借用しているものだった。

「琢朗さんにお借りしている状態です。シーズン前に『これ使ってみたら?』と言われて使ってみたら、すごく感覚がよかったんです。以来、ずっと試合でも使わせてもらっています」

 最初は「お試し」で何気なく手にしたミズノのグラブだが、ノックを受け、実戦の中で使っていくうちに「これは使いやすいぞ」と強く惹かれていったと言う。手を入れたときに馴染む感じと、ボールを捕球したときの収まりがよく・・・

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