足を武器にしている選手にとってスパイクは一心同体。だからこそ、こだわりは強く、常に最高のものを探し求めている。ドラゴンズではトップのスピードを誇る高松渡もその一人だ。今シーズンから履くスパイクはクッション性が増し、歯もやや長め。さらに伊賀組紐を取り入れたことで足への自信が増している。 取材・文=牧野正 写真=橋田ダワー、佐藤真一 スパイクと紐の色はドラゴンズブルー。スパイクの歯は前足側が6本、かかと側が2本
試合終盤、どうしても1点が欲しいとき、
立浪和義監督がベンチを出て球審に告げるのは「代走、高松!」だ。背番号0を背負う高松渡はプロ5年目の23歳。兵庫の滝川二高から2018年のドラフト3位で
中日に入団したスピードスターだ。今やその速さを知らない者はいない。
その足を武器にレギュラー奪取を目指す高松にとって、やはりスパイクは最も重要視するアイテムだ。サイズは25.75を使用している。
「プロに入った当初は27を履いていたんですけど、でも毎年のように何か違うなあとは感じていて……そのたびにどんどん下げていきました。26まで下がったとき、さすがに次の25.5まで下げるのはやばいと思って、それで昨年から25.75にしています」
高松がスパイクに一番求めるのは・・・
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